高利益を維持している企業への入社を希望する学生が多いですが、大抵、利益は人件費を支払った後の勘定科目であることをあわせて考えていません。
財務諸表が読めるようになるための本などが、社会人のみならず学生にも売れています。企業理解のための大きな一歩だとは思いますが、その数字の背景を想像する力を養う機会はあまりないように思われます。
そこで、企業の業績の良し悪しが、そこで働く社員にはどのような意味を持つのかを理解して頂きます。また、経済情報としては伝えられるいわゆる「リストラ」の企業側の現実などもあわせて紹介します。
キーポイント
(1) 財務諸表で分かることは何か
(2) 売上と利益にはどのような関係があるか
(3) 主な売り上げ向上策には、どのようなものがあるか
(4) コスト削減には、具体的にどのような方法が考えられるか
(5) 人件費の削減は企業の中でどのように行なわれるか