大抵の就活指導本には、就活の大まかなスケジュールが冒頭などに掲載されています。自己分析から始まり、会社研究などからOB・OG訪問に移行してゆく、チャートです。そして、そこには、ただ項目毎の期間表示しかなく、例えば、自己分析をどのように時間配分して進めるのかは全くわかりません。

学生の確保を狙う中小零細企業では、大手企業よりも敢えて遅れて募集を始める企業もあります。また、通常の就活を一旦止めて、夏休みなどを使って企業に派遣やインターンシップで潜り込んだ上での就活も有効ですが、そのような計画の雛形はありません。まして、公務員試験や各種の資格試験の結果に左右される就活などもあり得ます。

そのように考えるとき、自らの就活を具体的に計画して見える形にまとめる技術は、最低限必要に思われます。講義では、アローダイヤグラムやガント・チャートなどの原理を容れつつ、自分の就活計画表を作成する方法を教えます。

主な論点

(1) 一般的就活予定表の限界
(2) 就活行動計画表の作成意義
(3) 就活行動計画表の作成方法
(4) 就活行動計画表の事例紹介