<導入事例1>IT大手企業 いわゆるグローバル企業の日本法人

≪弊社の活動≫
先方の国内代理店約10社の営業担当者に対して、元々H社で用意したVASSの質問マニュアルに従って、ロープレ研修を行なった。対象者は数100人規模になり、各社を訪問し、約1年を費やして完了した。

≪導入効果≫
SEから異動で営業担当者になった研修参加者が多く、「質問だけで商談が成立すること」や「基本的にクロージングを相手側担当者に迫らなくてよいこと」などの概念そのものが好評で、研修は非常に円滑に進んだ。具体的な成果を観る前に、研修そのものの案件は終了したが、参加者からは「営業としての自信がついた」と感謝の手紙が来るほどの好評であった。


<導入事例2>全国規模の店内設備メーカー 営業担当者数約100名

≪弊社の活動≫
2年にわたり、営業マネージャーのグループや、段階的に選抜された若手営業担当者のグループに、VASSの原理を閑散期に少しずつ研修の形で説明。その後、社内の各種商品と多岐にわたるエンド・ユーザーの業種の組み合わせごとに、随時、VASSの質問計画表を社内で蓄積するプロジェクトに発展。プロジェクトの運用指導の役割も担当した。

≪導入効果≫
全国の営業所でVASSは必須の学習項目となり、商談に出かける担当者に、上長が「ベネフィットとそれを言わせる質問を幾つか言ってみろ」と確認するのが常になるほどになった。各種の取り組みと並行して徹底された結果、右肩下がりの業界全体の中で、毎年3%程度の売上向上を実現するに至った。
この会社の役員が、弊社代表に「ウチの業界でVASSは絶対に教えないでください」と要請するほどの組織への浸透度合いとなった。


<導入事例3>完全訪問販売型太陽光発電設備販売会社 営業担当者数5名

≪弊社の活動≫
一般住宅に飛び込み営業を行なって太陽光発電設備を販売する事業を行なう会社だったが、訪問販売業界の経験者の手練れの営業担当者のみが4軒に1件と言う高確率で受注する一方、残りの若手営業担当者は20軒に1件程度の受注しか覚束なかった。そこで、手練れの営業担当者の商談パターンを録音し、その内容をもとにVASSの質問計画表を精緻に作成することとした。

≪導入効果≫
VASS質問計画表に従って、若手営業担当者にロープレ研修を重ねて行なった結果、各々10軒から7軒に1件にまで受注確率が向上した。この結果、営業担当者の人件費がペイする採算ラインに乗り、営業担当者の採用と育成による事業拡大の目途がついた。


<導入事例4>全国宝石店チェーン 店舗数約50店

≪弊社の活動≫
商品知識研修と基本的な接客の研修は本部にて全国の販売担当者に階層別で実施しているが、それでも尚、売れる担当者と売れない担当者の差が縮まらないのが経営課題となっていた。販売スキルの標準化を行なうために、全国の販売成績も良い店長に月に2度集まっていただくプロジェクトを開催することとした。そこで、VASSの原理を教え、幾つかの定番の販売パターンに対して、質問計画表を自社の「商談マニュアル」として作成していただくこととした。

≪導入効果≫
案件の期限が早く、全国展開の結果がどのようになったかは知らされていないが、4店の実験店で実施した結果は、誕生日プレゼントなどの定番の販売パターンにおいて、劇的な買上げ実現率の改善につながった。入店したてのアルバイト・スタッフでも買上げ率が正社員スタッフとほとんど変わらないとの成果も報告されていた。


<導入事例5>全国主要都市に展開する人材派遣会社

≪弊社の活動≫
紹介予定派遣事業で登録されていたが、派遣先に最終的に採用されなかった新卒学生上がりの登録人材全国約300名を使って、大手商社からの依頼の海外商材の国内卸売会社への営業代行作業を実現することになっていた。最低限のマナー研修や基礎営業研修を終えた早期の戦力化に向けてVASSが採用された。弊社にてVASSの質問計画表を作成し、提供し、研修パターンのモデルを実演して見せた。

≪導入効果≫
依頼元の大手商社から契約の継続が来たとの報告を案件終了後に受けた。また、他の海外商材についても、同大手商社から依頼が来たとのこと。人材派遣会社のマネージャーは、「凄い営業成果は出ないけれども、取り敢えず、簡単な商談をきちんとこなせるまでに、短期間で大量に育てられるのが最大のメリット」と評していた。